■平行体の体積とグラミアン(その59)

 (その58)と比較するのは,以下のようにして得られる図形である.

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[1]ステップ1

  P0(0,0,・・・,0)

  P1(1,0,・・・,0)

  P2(1,1,0,・・・0,0)

  ・・・・・・・・・・・・・・・・

  Pn-1(1,1,1,・・・1,0)

  Pn(1,1,1,・・・1,1)

であるから,P0Pnを結ぶ対角線の中点

  (1/2,1/2,1/2,・・・,1/2,1/2)

を通る超平面

  x1+x2+x3+・・・+xn=n/2

と各辺の交点を求めてみる.

 直線PiPjを

  x=Pi+t(Pj−Pi)=(1−t)Pi+tPj

として超平面

  x1+x2+x3+・・・+xn=n/2

との交点を求めることになる.なお,tが実数ならば直線,0≦t≦1ならば線分のパラメータ表示になる.

 こうして得られた図形の頂点のうち,

  x1+x2+x3+・・・+xn≧n/2

(あるいはx1+x2+x3+・・・+xn≦n/2)となるものを抽出する.

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[2]予想されること

[a]このようにして得られた図形の頂点数は(その58)で得られたものに等しい.

[b]n=3のとき,両者の形は一致する.

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