空間充填2^n+2n面体について洞察してみると
[1]正八面体の辺の中心と頂点の間を通る
[2]4次元の正16胞体の24本の辺の中点を通る
[3]5次元正軸体の2次元面の中心と辺の中点の間を通る
[4]6次元正軸九体の2次元面の中心を通る
場合,それぞれの3(2)次元胞は,
[1]切頂八面体(正六角形)
[2]正24胞体(正八面体)
[3]42胞体(切頂四面体)
[4]76胞体(正四面体)
となります.
空間充填2^n+2n面体では,n次元正軸体の胞の位置にn−1次元切頂正単体があるのですが,対応する切頂正単体は
{3,4}(1,1,0)←→{3}(1,1)
{3,3,4}(0,1,0,0)←→{3,3}(0,1,0)
{3,3,3,4}(0,1,1,0,0)←→{3,3,3}(0,1,1,0)
{3,3,3,3,4}(0,0,1,0,0,0)←→{3,3,3,3}(0,0,1,0,0)
すなわち,切頂正単体は
[1]{3}(1,1) (2次元正単体の頂点と辺の中点の間を通る場合)
[2]{3,3}(0,1,0) (3次元正単体の辺の中点を通る場合)
[3]{3,3,3}(0,1,1,0) (4次元正単体の辺の中点と面の中心の間を通る場合)
[4]{3,3,3,3}(0,0,1,0,0) (5次元正単体の面の中心を通る場合)
であって,[1]が正六角形,[2]は正八面体となるというわけです.
今回のコラムでは,(その96)に従って(正しいと思われることを)式の形にまとめてみます.
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【1】f0公式
[1]nが奇数のとき
n!/{(n−1)/2}!{(n−1)/2}!/2^(n-1)/2・2^n
=n!/{(n−1)/2}!{(n−1)/2}!・2^(n+1)/2
ここで,m=(n−1)/2とおくと
n2mCm・2^(m+1)=(2m+1)2mCm・2^(m+1)
[2]nが偶数のとき
n!/{n/2}!{n/2}!/2^n/2・2^n
=n!/{n/2}!{n/2}!・2^n/2
ここで,m=n/2とおくと
2mCm・2^m
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【2】f1公式
[1]nが奇数のとき
e=n!/{(n−1)/2}!{(n−1)/2}!(n−1)/2=n2mCm・m
とおくと
e/2(1/2^(n-3)/2+1/2^(n-1)/2)・2^n
=e(2^(n+1)/2+2^(n-1)/2)=3e2^(n-1)/2
[2]nが偶数のとき,
e=n!/{n/2}!{n/2}!・(n/2)^2/2=2mCm・m^2/2
とおくと
e(1/2^(n-2)/2)・2^n=e2^(n+2)/2
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