■n次元の立方体と直角三角錐(その103)

 n=4のとき,頂点P(x,x,0,0)の置換は4!/2!2!=6個(=正八面体)ありますが,直接,点P(x,x,0,0)と結ばれる第1象限内の点はP1(x,0,x,0),P2(x,0,0,x),P3(0,x,x,0),P4(0,x,0,x)の4点です.

 また,頂点P(x,x,0,0)の周囲には6点(x,±x,0,0),(x,0,±x,0),(x,0,0,±x)からなる正八面体ができますが,直接,点P(x,x,0,0)と結ばれる第1象限以外の点はP5(x,0,−x,0),P6(x,0,0,−x)の2点です.

 点P(x,x,0,0)と結ばれる第1象限内の点は4点,第1象限以外の点は2点であることから,(その101)のような計算を考えましたが,どうもしっくりきません.

  f1=8/2・f0=96

  f2=12/3・f0=96

  f3=6/6・f0=24

 点P1,P2の重複(二重結合)を許して,点Pと結ばれるのは8点としたらどうなるでしょうか?・・・などととりとめもない考察をしていたのですが,そもそも

[1]n=3のとき,

  (x,x/2,0)

[2]n=4のとき,

  (x,x,0,0)

[3]n=5のとき,

  (x,x,x/2,0,0)

[4]n=6のとき,

  (x,x,x,0,0,0)

というモデルが正しいかどうかも自信がなくなりました.

 チャレンジを再開したばかりですが一旦中断し,楕円弧長のn等分問題を先に検討したいと思います.

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