4次元と5次元の間には大きな壁が立ちはだかっているようだ.(その43)では,2面間距離4/nの
[1]2^n+2n面体の体積公式
Vn=1/2・(4/n)^n
を取り上げたが,2−4次元では正しいことが確かめられたものの,5次元以上では未確認である.
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[2]2(2^n−1)面体(置換多面体)の体積公式
[3]3^n−1面体の体積公式
についても然り.平行体の体積計算では,2つの方法
[1]漸化式
[2]行列式(グラミアン)
が考えられるが,2つの方法で計算したところ,どちらの多面体でも4次元まで[1][2]は一致したものの5次元以上で乖離してしまった.
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行列式の方が美しい.だからこちらが正しいとは断定できないが,行列式の方が正しいとすると
[2]2(2^n−1)面体(置換多面体)の体積公式
V2=3√3/2
V3=8√2
V4=125√5/4
V5=324√3
V6=16807√7/8
V7=65536
[3]3^n−1面体の体積公式
V2=2(1+√2)
V3=22+14√2
V4=262+184√2
V5=4106+3128√2
V6=91236+57172√2
V7=4(476709+393581√2)
次元に依存した処理はしていないので,4次元までOK,5次元でNGなら原因の究明は容易だと思われたが,いまだ5次元以上での乖離の原因はつかめていない.
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