(その7)に倣って,円の直径が整数値となる例題をつくってみよう.
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n=6のとき,s+1/s=10/3
d^2=r^2−rR(s+1/s)+R^2=r^2−10rR/3+R^2
外円の直径は6寸(R=3)とすると
d^2=r^2−rR(s+1/s)+R^2=r^2−10r+9
また,甲円の直径を2寸とすると,
d+r=1
d^2=(1−r)^2=r^2−2r+1
r=1,d=0,d−r=−1
となって面白味に欠ける.
そこで,甲円の直径を1寸としてみると,
d+r=2
d^2=(2−r)^2=r^2−4r+4
r=5/6,d=7/6,d−r=1/3
3倍すると「外円内に甲乙乙丙丙丁の6円が戊円を取り巻いて内外接している.
(甲)
(乙戊乙)
(丙丁丙)
外円の直径は18寸,甲円の直径が3寸のとき,丁円の直径を求めよ」という問題になる.
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n=4のとき,s+1/s=6
n=6のとき,s+1/s=10/3
であるが,
n=8のとき,s+1/s=14−8√2
n=10のとき,s+1/s=(30−8√5)/5
n=12のとき,s+1/s=30−16√3
となって,円の直径が整数値となる例をつくることは難しいようである.
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