【1】ポンスレーの定理
小円を大円の内部におく.大円上の点P0から小円へ接線を引き,大円と交わる点をP1とする.P1から再び小円へ接線を引き,大円と交わる点をP2とする.この2つの円の中間に次々に接する接線列を作る.たいていの場合,最後の交点は最初の点P0と重ならない.しかしときとして完全に重なる場合がある.このとき,最初の点P0をどこに選ぼうとも完全な多角形環をなす.
ポンスレーの定理は三角形に限らず,一般のn角形についても成り立つ.以下,どの点から始めても双心四角形が得られる様子を掲げる.双心四角形の2組の対辺上の内接円の接点を結ぶ線分は互いに直交する.
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