■初等幾何の楽しみ(その32)

  x2cosθ+y2sinθ=r

  x2cosφ+y2sinφ=r

に対して,

  x2(cosθ−cosφ)+y2(sinθ−sinφ)=0

  sin(θ−φ)/2{y2cos(θ−φ)/2−x2sin(θ−φ)/2}=0

  y2/x2=tan(θ−φ)/2

としてもθとφを消去できそうにない.

 また,双心n角形に対する極線: x0x+y0y=r^2も考えられるところであるが,結局,地道に変数を消去していくしかないものと思われる.

 阪本ひろむ氏の検討では,とりあえず三角関数は消去できたが,変数のひとつが消去できないということであった.ここで問題となるのは,

(Q)本当にx,y,三角関数のすべてを消去した式は得られるのか?

(A)式が足りないということなのだろう.

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