■カンタベリー・パズルの木工製作(その27)

 置換多面体のn−1次元面の数は2(2^n−1)個あり,それらの形はn−2次元面の退化・非退化によって決まってくる.この図形には平行なn−2次元面がn(n+1)/2組ある.

 また,5種類あるフェドロフの平行多面体相互の「立体蝶番返し」は10通り考えられるが,ここでは変身立体展(2000年9月)の図録より,3通り

  ○菱形十二面体と直方体の間の立体蝶番返し

  ○切頂八面体と直方体の間の立体蝶番返し

  ○六角柱と四角柱(平行六面体)の間の立体蝶番返し

を紹介する.

 その際,立体Aの表面になっていた部分が立体Bの内側に隠れ,反対に立体Aの内部にあった面が立体Bの表面に現れるといった完全に表裏が逆転することが必須である.

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[1]菱形十二面体と直方体の間の立体蝶番返し

[2]切頂八面体と直方体の間の立体蝶番返し

[3]六角柱と四角柱(平行六面体)の間の立体蝶番返し

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