カンタベリーパズル74番のチェスボードパズルは、じつに美しい名作と感じられたので、方眼紙ではなく切稜立方体で作ってみた。ひょっとすると、8×8の平面だけでなく、面白い立体パズルになるかもしれないと期待したからであった。
このパズルの美しさはなによりもそのピース構成にある。5個連結が12種類と、4個連結(田の字)がひとつからなっているが、色分けを無視した場合12種類の5個連結はすべての場合を尽くしているのだからである。
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このように8×8の市松模様に並べるのだが、私には難しくギブアップして解答を見た。どうやら、解はひとつしかないらしい。
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さて、こんどは切稜立方体ならではの立体パズルである。全部で64個からなるピースを使って、6×6、5×5の二段ピラミッド(合計61個分)のなかに、ひとつのピースを除いてすべて収めて欲しい。
完成形は写真のとおり。
かなり難しいのではないかと思いますので、切稜立方体パズル最上級編と名づけます。腕に覚えのあるかたは是非挑戦してみてください。ご希望のかたはメールでお申し込みください。
積み木インテリアギャラリーいたち丸
中川宏
hiro-4@do6.enjoy.ne.jp
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