4連珠の最高効率が20/20と目星がついたところで、3連珠はどうであろうか? まず思い浮かべたのは、次のような配列である。
この場合の効率は8/9である。これが最高であろうと思ったのであるが、よく見ると、辺の中点の4点は2点ずつを結ぶ直線がもしも平行でないならば、あと1点加えれば2列、さらに1点加えればもう2列増えることに気がついた。ということは外形を不等辺四辺形にするということになる。
このときの効率は12/11である。ところがこれで終わりではない。既存の4点に対してもう1点付け加えれば2列追加できる点は今2点追加したことによってさらに広がったのである。その例を示す。
さらに同様に1点追加して2列増やすことが次々と可能なので、n点のときの3連珠の数は、(2n−12)/n (n≧11)となる。nを大きくするほど効率をよくすることが出来、その値は2に近づいていくことになる。
● 2連珠のばあい
とくに正多角形でなくてもよいのだが、考えやすいように正多角形をイメージすると、2連珠の数は、正多角形の辺と対角線の総和に等しい。したがってn点のときの2連珠の数は、
n(n−1)/2
となり、点の数が増えるにしたがって無限に増加する。(中川宏)
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