中川宏さんより「三角形の7等分」「三角形の3等分」のコラムが送られてきた.
調べてみたところ,一般に与えられた三角形の各辺を同じ倍率kで伸縮した位置に点をとって作った三角形の面積は,もとの三角形の面積の
M=3k^2−3k+1=3(kー1/2)^2+1/4
倍になるということであった.
k=1/3 → M=1/3 (3等分)
k=1/2 → M=1/4 (4等分)
k=2/3 → M=1/3 (3等分)
k=1 → M=1
k=2 → M=7 (7等分)
となる.
0<k<1のときはもとの三角形より小さくなり,k=1/2のとき最小値1/4をとる.k>1のときはもとの三角形より大きくなり,k=2のときには7倍になるが,与えられた三角形の各辺を逆方向に延ばすと大きな三角形の対辺を1:2に内分する点と交わるのである.
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