<線形から非線形まで!> <優れた操作性!> <すぐに使えるパソコン最小2乗法!>
■適用機器とシステム構成
稼働には以下のシステム構成が必要です。
kotaro.lzh / 249KB / 2004.7.16 Download ←ここをクリックすると、プログラムのソースリスト(テキスト形式)をダウンロードできます(無料)。
■バージョンアップ情報
カーブ・フィッティング(曲線のあてはめ)は、2通りの異なった意味で使われます。
a)度数分布に対して、特定された度数曲線をあてはめる。
b)散布図にプロットされたデータへのある数学的曲線をあてはめる。
カーブ・フィッティングソフト「耕太郎」はこのような2通りの曲線のあてはめに対応しています。また、平成6年4月4日の誕生以来、健やかに成長し続けています。追加された機能の履歴は以下の通りです。
「耕太郎」の第1版ではone-lineのあてはめのみで同時あてはめはできなかったのですが、第2版ではこの制限が取り除かれ、 multi-lineのあてはめが可能になっています。さらに、第3版では常微分方程式のあてはめが1階から高階まで扱えるように機能拡充されています。第3.1版ではモデル式が不連続な場合の最小2乗問題も取り扱えるようになっています。
第4版では確率分布関数のあてはめ機能が強化され、両側指数分布、ロジスティック分布、ベータ分布、レイリー分布、マクスウェル分布などの各種確率分布関数に加え、適合度を評価するのためのピアソンのχ2 乗検定、コルモゴロフ・スミルノフ検定、ネイマンのスムース・テストもサポートされています。
第5版にはχ2
分布、χ分布、t分布、F分布などが盛り込まれ、第6版では、ガンマ分布、ワイブル分布、対数正規分布、χ2
分布、χ分布などを含み、かつ、それらをより一般化した分布(一般化ガンマ分布)も取り扱っています。
第8版では二項分布、ポアソン分布などの離散分布も扱えるようになりました。
第9版では、平均値の差の検定の一般化である母数の差の検定をサポートしています。
9.40版からは、非線形回帰曲線の信頼区間の表示が可能になりました。
10.00版では、非線形最小2乗推定値の誤差評価の方法をみなおし、数値計算アルゴリズム間でのばらつきが小さくなるように改良しています。
また、最小2乗推定値の信頼区間表示のバグを訂正しました。
10.20版では、誤差伝播の法則と中心極限定理の性能比較が可能になりました。
10.30版では、「回帰曲線の信頼区間」だけではなく、「観測値の信頼区間」を描くことができるようになりました。
また、10.40版では、主要な統計分布に対して、「平均値の信頼区間」に加えて「観測値の信頼区間」を表示する機能がついています。
これらの機能は、散布図・ヒストグラム上の棄却検定を目的として新設したもので、データの棄却・採択の可否に利用することができます。
11.00版では「母数の同時信頼区間」が表示できるようになりました。
これまでは、個々の母数に対する個別の信頼区間を与えておりましたが、
たとえば、2つ(3つ)の母数がある場合,その同時信頼区間は長方形(直方体)
領域で与えられるものではなく、楕円(楕円体)領域となります。
この楕円領域は、モデルが線形なら厳密ですが、非線形モデルの時には、
真の信頼域とはなりません。しかし、その第1近似としては十分信頼度の高いもの
となりえましょう。
■機能の概要
「耕太郎」は、線形から非線形まで、あらゆる最小2乗問題のための解法ソフトで、観測データと数式モデルをグラフにプロットしてカーブフィッテングの評価までの面倒で神経を使う作業を能率よく進めるための機能が備わっています。
陽関数y=f(x)のみならず、陰関数f(x,y)=0、微分方程式dy/dx=f(x,y)のあてはめとグラフプロットが可能です。また、最新版では度数分布図になんらかの理論分布関数をあてはめるプログラムが特別強化されていて、多種多様な数式モデルを取り扱う研究者、技術者のお助けプログラムとして必携をお勧めします。