■サマーヴィルの等面四面体(その144)

 5次元でも6次元でも,最短辺の2頂点の中点Mと底辺の重心Jを結ぶ方向にHがあるが,最長辺の2頂点の中点Mと底辺の重心Jを結ぶ方向にHはない.その原因は不等辺三角形が出現するためだと思われる.

===================================

 サマーヴィルの四面体の三角形面は(2,√3,√3)だけであるから良かったが,その4次元版は辺の長さは2種類であるが,三角形面も2種類あり,三角柱の内部にあるのは(2,2,√6),三角柱の表面にあるのは(2,√6,√6)であった.

 その5次元版は長さは3種類であるが,三角形面は何通りできるのだろうか?

  P1P2=P2P3=P3P4=P4P5=√5

  P1P3=P2P4=P3P5=√8

  P1P4=P2P5=3

  P1P5=√8

で調べると,

123→(√5,√5,√8)**

124→(√5,√8,3)*

125→(√5,3,√8)*

134→(√8,√5,3)*

135→(√8,√8,√8)

145→(3,√5,√8)*

234→(√5,√5,√8)**

235→(√5,√8,3)*

245→(√8,√5,3)*

345→(√5,√5,√8)**

で,3種類になる.

===================================