■サマーヴィルの等面四面体(その121)

 R:covering radius,ρ:packing radiusとする.

 A群空間充填単体について,

[1]nが奇数のとき

  (R/ρ)^2=(n+1)/2

[2]nが偶数のとき

  (R/ρ)^2=n(n+2)/2(n+1)

  P0Pj^2={j(n+1−j)},j=1〜n

の最長辺を求めてみたところ.

[1]nが奇数のとき,

  j=(n+1)/2→L^2=j(n+1−j)=(n+1)^2/4

[2]nが偶数のとき,

  j=n/2

  L^2=j(n+1−j)=n(n+2)/4

であった.

 したがって,垂線の足の長さHが

[1]nが奇数のとき,

  H^2=2R^2/(n+1)=(n+1)/2

[2]nが偶数のとき,

  H^2=2(n+1)R^2/n(n+2)=(n+1)/2

であること,すなわち,nの奇偶に関わらず,どちらも同じ形になることが示された.

 R:covering radius,ρ:packing radiusとしたが,Rは最長辺の長さL,ρは高さHであることに注意.

  n=3,R=√5/2,L^2=4,H^2=2

  n=4,R=√2、L^2=6,H^2=5/2

  n=5,R=√105/6,L^2=9,H^2=3

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