■サマーヴィルの等面四面体(その106)

 R:covering radius,r:packing radiusとする.

 A群空間充填単体について,

[1]nが奇数のとき

  (R/ρ)^2=(n+1)/2

[2]nが偶数のとき

  (R/ρ)^2=n(n+2)/2(n+1)

  P0Pj^2={j(n+1−j)},j=1〜n

の最長辺を求めてみたところ.

[1]nが奇数のとき,

  j=(n+1)/2→L^2=j(n+1−j)=(n+1)^2/4

[2]nが偶数のとき,

  j=n/2

  L^2=j(n+1−j)=n(n+2)/4

であった.

 したがって,垂線の足の長さHが

[1]nが奇数のとき,

  H^2=2R^2/(n+1)=(n+1)/2

[2]nが偶数のとき,

  H^2=2(n+1)R^2/n(n+2)=(n+1)/2

であること,すなわち,nの奇偶に関わらず,どちらも同じ形になることが示された.

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 さらに,最短辺の長さで正規化すると

  H^2=(n+1)/2n

となって,これは辺の長さ1の正単体と同じ高さになることが証明されたことになる.

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