■基本単体の二面角(その331)

 (その316)〜)その330)では,コクセター・グラフの頂点を適当に番号付けして,最初の頂点1が頂点2とだけ連結するようにする(最後の頂点nが頂点n−1とだけ連結するようにする).

 このとき,行列の最初(最後)の列の0でない成分は2カ所だけである.すると,行列は最初(最後)の列で展開できるので,帰納法が使える.また,行列の多くの成分は0なので思ったよりも簡単に計算できる.

 隣接行列の要素bijを,

  それ自身のとき・・・・2

  結ぶ辺があるとき・・・2cos(π/m)

  結ぶ辺がないとき・・・0

と定めている.これは行列式の計算での分母の複雑さを回避するためである.

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