■ガウス少年の足し算(その18)

 ガウスは先生から出された問題「1から100までの数をすべて足しあわせよ」をあっという間に解いたことは有名な逸話である.1から100までの数の和はΣi=5050である.

 数のパターンをみると,帰納法を使って証明したくなるが,計算しなくても答えがわかる場合が少なくない.なかには計算してはならないものもある.

  1+  2  +3+・・・+(n−1)+n

 +n+(n−1)+・・・・・・・+2  +1=(n+1)×n

したがって

  1+2+3+・・・+(n−1)+n=n(n+1)/2

これより

 1から100までの数の和は5050である.

 1から200までの数の和は20100である.

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エリック・テンプル・ベルの「数学をつくった人々」には、この伝説と異なる逸話が載っているという。

ガウスは10歳で、先生の与えた100項の和の課題は

[Q]81297+81495+81693+・・・+100899

そんなバカなことはないと思うが・・・

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