■ラグランジュ点(その7)
【1】ラグランジュ点(秤動点)
1770年代、ラグランジュは2つの大きい物体を除いた残りの物体がどれも比較的小さいとき、ラグランジュ点(秤動点)と呼ばれる5点のある小さな物体は 2つの大きい物体に対して相対的に静止し続けるというものである。
そのうち3点は太陽と地球を結ぶ一直線上にある。(L1は太陽と地球の間、L2は地球のかげ、L3は太陽の裏の地球の軌道上の点)
L3は地球の反対の位置にあって、地球からは見えない点であり、SF作家は反地球が存在するという仮説を好んで用いている。
L3、L4、L5は地球の軌道上の3点で、正三角形を構成している。(L4は地球の前方60度、L5は地球の後方60度の点)
===================================
太陽と地球の系ではL4、L5には宇宙塵しか見つかっていないが、太陽と木星の系ではL4、L5はトロヤ惑星群の質量中心になっている。
===================================