■マチアセビッチとフィボナッチ数生成関数(その127)
フィボナッチ数を眺めていると
x^2-xy-y^2=±1
x^2-3xy+y^2=±1
x^2-7xy+y^2=±9
などの関係式に出くわす。
x^2-xy-y^2=±1はフィボナッチ数列を双曲線上に配列させること
x^2-3xy+y^2=±1
x^2-7xy+y^2=±9はフィボナッチ数列を楕円上に配列させることに対応している
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それで思いだした問題がある。
1/7=0.142857
(1,4),(4,2),(2,8),(8,5),(5,7),(7,1)の6個の点を通る楕円
19x^2+36xy+41y^2-333x-531y+1638=0
を構成することができるのである。
一般に楕円の方程式は
ax^2+bxy+cy^2+dx+ey+f=0
で表され、その自由度は5である。すなわち、5個の点によって楕円が一つ決まる。したがって、与えられた6個の点を通る楕円は必ずしも存在するとはいえないのである。
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さらに驚かされるのは、6点(14,28),(42,85),(28,57),(85,71),(57,14),(71,42)
を通る楕円も存在する。その方程式は
-165104x^2+160804xy-41651y^2+8385498x-3836349y-7999600=0
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