■イブン・クッラの公式(その15)
【1】ソフィー・ジェルマンの定理
「pを100未満の素数として,x^p+y^p=z^pであれば,xyzはp^2で割り切れる」
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【2】ソフィー・ジェルマン素数
この証明にはpが素数であって,q=2p+1も素数であるソフィー・ジェルマン素数が使われている.
7は素数であるが,
2・7+1=15=3・5
であるから,ソフィー・ジェルマン素数ではない.
11は素数であって,
2・11+1=23
藻素数であるから,ソフィー・ジェルマン素数である.
2,3,5,11,23,29,41,53,83,89,113,131,173,179,191,・・・
はソフィー・ジェルマン素数である.ソフィー・ジェルマン素数は無限個存在すると予想されている(未証明).
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(n=4)→23、47→(17296,18416)は親和数・・・アルバンナが発見,フェルマーが再発見
(n=7)→191,383→(9363584,9437056)は親和数・・・デカルトが発見
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