■イブン・クッラの公式(その10)

【1】イブン・クッラの公式

 pn=3・2^n−1

 pn-1=3・2^n-1−1

 qn=9・2^2n-1−1

 pn,pn-1,qnがすべて素数となる整数nが存在すれば,pn・pn-1・2^nとqn・2^nは親和数になる.

(n=2)→(pn,pn-1,qn)=(11,5,71)→(220,284)は親和数

(n=4)→(17296,18416)は親和数・・・アルバンナが発見,フェルマーが再発見

(n=7)→(9363584,9437056)は親和数・・・デカルトが発見

【2】パガニーニの発見

 ところが,パガニーニはこの公式では発見できない(1184,1210)が2番目に小さい親和数であることを発見した.

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n=p1p2p3において、その約数は1,p1,p2,p3,p1p2,p1p3,p2p3,p1p2p3であり、合計(3,0)+(3,1)+(3,2)+(3,3)個ある。

整数の約数について研究を進めるには組み合わせ論が必要が必要であった。

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