■ペル数かつ平方数(その3)

ブジョー・ミニョット・シクセクの定理

フィボナッチ数のうち、N^mの形のものは0,a1=a2=1,a6=8,a12=144のみである。

これはフェルマー予想と同様の方針で証明されたとのことである

一方、1を除くと8はフィボナッチ数の中でただ一つの立方数、144はただ一つの平方数です。これは初等的手法による証明とのことである

ペル数ではどうだろうか?

====================================

 1,2,5,12,29,70,169,408,・・・

はペル数列(an=2an-1+an-2)と呼ばれます.P7=169=13^2は平方数です。

[1]ペル数列(an=2an-1+an-2)

  1,2,5,12,29,70,169,408,・・・

の特性方程式

  x^2−2x−1=0

の2根を

  γ=1+√2,δ=1−√2

とおくと,ペル数列の一般項は,

  Pn=1/2√2(γ^n−δ^n)

また,連続する2項の比は

  1+√2

に次第に近づくことになります.

===================================

フィボナッチ数列における平方数は1と144のみである。リュカ数列における平方数は4のみである。

この証明にはx^2-5y^2=±4の解が用いられている。

ペル数列における平方数169のみである。

この証明にはx^2-2y^4=1の解が用いられている。

===================================

立方数となるフィボナッチ数は1と8のみである。

立方数となるリュカ数は1のみである。

ペル数は決して立方数とはならないことが証明されている。3次以上のベキ乗数にならないことも証明されている。

===================================