■巡回多面体と上限定理(その3)
[1]上限定理
モツキンの上限予想とはn個の頂点をもつ次元dの単体的凸多面体では巡回多面体(cyclic polytope)がfiを最大にするというものである。
すなわち、頂点数nの巡回多面体はすべてのiに対して最大数のi面をもつ
1970年、マクマレンがhベクトルを導入しこれを肯定的に解決した。
そのhベクトルは
hi=(n-d+i-1,i)=hd-i
で与えられる。
そのfベクトルは
fi=(n,i+1)
で与えられる。
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