■安定な構造(その6)

ダ・ヴィンチのノートは30冊くらい現存しているとのことであるが、その中の1冊アトランティコ手稿には何やら模様のようなものは書かれてある。これは模様ではなく、ダ・ヴィンチグリッドと呼ばれている。

切込みが上下に2か所ずつある棒状の板を使うとダ・ヴィンチドームとよばれる緩やかな構造物が構築される。

===================================

しかし、ドームと呼ぶには貧弱であろう。そこで円弧状にして球面の大円の位置に配置させることを考える。

最初に設計したのが以下の写真である。正20面体には見えないと思われるが、ジョイントの位置は正20面体の頂点と一致する。

蹴とばした位では壊れない強固な構造でなった。切込みの向きを逆にしてもその強固さは不変であった。

===================================