■コルモゴロフの定数

確率的乱流理論の普遍的スケーリング則は、コルモゴロフの5/3乗則と呼ばれる。

これはメソスケール(散逸のスケールよりおおきく、大スケールの運動より小さい)の速度の変動のエネルギースペクトルは

E(k)=C|k|^(-5/3)

にしたがって、普遍的にふるまうというものである。

この法則は大スケールから小スケールへのカスケードの仮定と次元解析によって導くことができる。

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均質な渦巻きのスペクトルはk^(-5/3)である。物理現象であっても、この数は数学的で、結局この世界が3次元であるということに関係している。

マンデルブロはこの数が5/3+(3-D)/3,Dはまわりの空間の次元であることを示した。

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