■ファイゲンバウム定数(その4)
f(x)=kx(1−x)のときの繰り返し写像
f^(2)(x)=f(f(x))
f^(4)(x),f^(8)(x),・・・
は重要な領域はますます互いに似てくる.このことから分岐が起こるパタメータの値に対する自己相似のスケーリング則が得られる.
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(λn−λn-1)/(λn+1−λn)→4.6692・・・
これが宇宙定数というあだ名を付けられた,有名なファイゲンバウムの定数である.
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漸近安定が成り立つTの上限(臨界値)をT1とする
T>T1では別の不動点が現れ、次の臨界値T2に達するまでは安定になる。
T2を超えると周期2の周期解が現れ、臨界値T3に達するまでは安定である。
T3を超えると周期4の周期解が現れ、臨界値T4に達するまでは安定である。
臨界値Tnはある極限値T∞に収束し、T∞がカオス的振る舞いの閾値となる。
TnはT∞に指数的に近づき、
T∞-Tn〜c/d^n
dの値は4.6692016・・・であり、個々の力学系の詳細のよらない数である
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