■クンマーの判定法(その2)

クンマーの定理

奇素数pが類数hpを割り切らないための必要十分条件は、pがB2,B4,・・・,Bp-3の分子を割り切らないことである。

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[補]ベルヌーイ数の分子の素因数分解は,正則素数の議論に用いられる.奇素数pがベルヌーイ数B1,B2,・・・,Bp-3の分子のいずれをも割り切らないとき「正則素数」,いずれかを割り切るとき「非正則素数」という.100以下の非正則素数は37,59,67(1850年)であるが,1874年には101,103,131,149,159の非正則性も示された.

n  Bnの分子        素因数分解

0  1

1  1

2  1

4  1

6  1

8  1

10  5            素数

12  691          素数

14  7            素数

16  3617         素数

18  43867        素数

20  1746113      =283・617

22  8545513      =11・131・593

24  236364091    =103・224797

26  85531033     =13・657931

28  23749461029  =7・9349・362903

30  8615841276005=5・1721・1001259811

32              37・683・305065927

B32=-7709321041217/510=-37・683・305065927/510→37/h37

37は最小の非正則素数である

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