■ベシコヴィッチ集合の次元に関する予想(その8)
ところで、掛谷予想とは掛谷の問題がもとになっているものの、掛谷自身が掛谷予想を提唱したわけではない。
フェファーマンが、シェーンベルグによって改良されたベシコヴィッチによる掛谷集合の構成法を本質的に用いて、多変数の場合、球形和ではリースの定理が成り立たないことを証明したことに由来しているのであった。
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掛谷集合の構成法はいくつか知られているが、したがって、新しい構成法が見つかればこれまでとは違った掛谷予想へのアプローチ法が得られるはずである。
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