■カントール集合とシェルピンスキーのカーペット(その3)
[1]単位区間[0,1]を3等分して,中央の区間[1/3,2/3]を取り除く.
[2]残った2つの区間をそれぞれ3等分して中央の区間[1/9,2/9]および[7/9,8/9]を取り除く.
[3]3等分して中央の区間を取り除く操作を無限に繰り返す.
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取り除かれる区間の長さの合計を求めてみよう.
1/3+2・1/9+4・1/27+16・1/81+・・・
は,公比2/3のミュ言及数であるから
1/3+2・1/9+4・1/27+16・1/81+・・・
→1/3/(1−2/3)=1
実際には無限に多くの点が残っているのに,取り除かれる区間の長さに合計は1となって,何の残らないことになる.
このように,カントル集合は特異な性質をもつ集合の1例である.
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