■超越数とその仲間たち(その74)
ゴールドバッハ予想(1742年)とは,いかなる偶数も2つの素数の和で表せるというものである.その証明は難しく,いまでも未解決なのであるが,反例があるとするならばその偶数は非常に大きな数であることがわかっている.
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ここでは,偶数38は,
38=1+37(素数)
38=3(素数)+35
38=5(素数)+33
38=7(素数)+31(素数)
38=9+39(素数)
38=11(素数)+27
38=13(素数)+25
38=15+23(素数)
38=17(素数)+21
38=19(素数)+19(素数)
のように,一方または両方が素数の和として書ける(両方が合成数の奇数として書けない)最大の偶数であることも証明してみたい.
38より大きい偶数では
40=15+25
42=15+27
44=35+9
46=15+33
のように合成数である奇数2つの和として書ける.とくに最初の奇数は5の倍数として与えられている.
したがって,50〜58では最初の奇数に+10,60〜68では+20するということを続ければよいことになる.
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