■高次元結晶の世界(その31)

 高次元結晶は,格子のボロノイ細胞として構成することができる.それが普通のアプローチの仕方と思われるが,小生はすべての準正多面体を構成して,そのなかから空間充填するものを選んでいる.

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 特殊な多面体クラスについては,ミンコフスキーが原始的平行多面体として取り上げた2(2^n−1)胞体などがあるが,私の知る限り,

  石井源久「多次元半正多胞体のソリッドモデリングに関する研究」

  Motonaga Ishii: On a Generel Method to Calculate Vertices of N-Dimensional Product-Regulat Polytopes, Forma 14,.221-237,1999

が具体的で本格的な図形研究の最初のものであろう.

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