■準正多面体の組み合わせ論(その38)

 3次元単体では,どの3点も同じ直線上には乗っておらす,どの4点も同一平面上にはない.一般にどのN+1個の頂点がn−1次元の超平面上にない場合,N−1次元面は単体である.

 ファセット(n−1次元面)のすべてが単体になるように,凸多面体の頂点を少し摂動することができる.たとえば,fベクトルは

正四面体(4,6,4,1)

立方体(8,12,6,1)

正八面体(6,12,8,1)

正12面体(20,30,12,1)

正20面体(12,30,20,1)

であるが,摂動により正方形面は2つの三角形面になり,新たな辺が導入される.

 その結果,

立方体(8,12,6,1)→(8,18,12,1)

正12面体(20,30,12,1)→(20,54,36,1)

===================================