■正多角形の作図と原始根(その106)

 実2次体Q(√d)の整数環がノルムの絶対値に関してユークリッド整域となるのは,次の16個である.

  d=2,3,5,6,7,11,13,17,19,21,29,33,37,41,57,73

整除のアルゴリズムが定義できる整域をユークリッド整域という.

===================================

 Q(√2)の整数環はユークリッド整域であり,したがって一意分解整域である.

 Q(√3)の整数環はユークリッド整域であり,したがって一意分解整域である.

Q(√5)の整数環はユークリッド整域であり,したがって一意分解整域である.

 Q(√6)の整数環はユークリッド整域であり,したがって一意分解整域である.

 Q(√7)の整数環はユークリッド整域であり,したがって一意分解整域である.Q(√7),Q(ξ7)も同じ.

 Q(√10)の類数は2.d=10はQ(√)の類数が2となる最小のd.

 Q(√11)の整数環はユークリッド整域であり,したがって一意分解整域である.

 Q(√13)の整数環はユークリッド整域であり,したがって一意分解整域である.この類数は1である.

 Q(√17)のの整数環はユークリッド整域であり,したがって一意分解整域である.

 Q(√19)の整数環はユークリッド整域である.

 Q(√29)のの整数環はユークリッド整域である.

 Q(√33)のの整数環はユークリッド整域である.

 Q(√37)の整数環はユークリッド解整域である.

 Q(√41)の整数環はユークリッド解整域である.

 Q(√57)の整数環はユークリッド解整域である.

 Q(√73)の類数は2.d=73はQ(√d)の類数が2である最大のd.

 Q(√79)の類数は3.d=79はQ(√d)の類数が3である最小のd.

 Q(√82)の類数は4.d=82はQ(√d)の類数が4である最小のd.

 Q(√226)の類数は8.d=226はQ(√d)の類数が8である最小のd.

 Q(√235)の類数は6.d=235はQ(√d)の類数が6である最小のd.

 Q(√401)の類数は5.d=401はQ(√d)の類数が5である最小のd.

 Q(√577)の類数は7.d=577はQ(√d)の類数が7である最小のd.

 Q(√1129)の類数は9.d=1129はQ(√d)の類数が9である最小のd.

===================================