■もうひとつのバーゼル問題(その9)

 1869年,ロシアの化学者ドミトリ・メンデレーエフによって,元素の周期表が提案された.

 それまでにも元素を並べた表はいくつかあったが,元素の化学的性質や物理的性質を考慮して,似ている元素が同じ縦の列に並ぶように表をまとめたのである.この縦の列を「族」と呼ぶ.アルカリ金属,アルカリ土類金属,遷移金属,ハロゲン,貴ガスなどなど.また,その表には周期性があり,横の列は「周期」と呼ばれる.

 現在,周期表は原子番号順に元素が並べられているが,当時,表には空欄があり,メンデレーエフは空欄に入る未発見の元素の存在と性質を予言した.

 実際,予言どおりの元素が発見され,メンデレーエフの考えが正しいことが証明されたのである.

 また、BeとMgは性質が違うためアルカリ土類金属に含めないこともある。メンデレーエフの元素周期表では別の族として扱われている。メンデレーエフの元素周期表には貴ガスは含まれていない。

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