■バーゼル問題の解法(その2)

DNAはふたつの弦巻線状の糖とリン酸からなる高分子が4種類の塩基ではしご状に結びついた形をしている。

DNAが発見された地はスイスのバーゼルである(1869)。

DNAの発見者はスイス人医師フリードリヒ・ミーシャー(1869)であるが、

当時は疾患というと、化膿症がメインであって、化膿症患者の包帯についた膿を分析、核酸を発見したのである。

その後、ライン川のサケの精子から大量のDNAが発見されたが、いま、自分が飯を食えるのもミーシャーのおかげである。

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分子標的治療薬の第1号はイマチニブであるが、その開発が行われたのも、バーゼルのフリードリヒ・ミーシャー研究所である。

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