■四色問題(その12)

【1】壁となった五辺国

ケンペが着目したのは、どんな地図にも、二辺国、三辺国、四辺国、五辺国のどれか一つは必ず含まれる、という事実でした。

n+1か国の地図から二辺国を一つ消して、nか国の地図にする→4色で塗ることができる

n+1か国の地図から三辺国を一つ消して、nか国の地図にする→4色で塗ることができる

n+1か国の地図から四辺国を一つ消して、nか国の地図にする→4色で塗ることができる

n+1か国の地図から五辺国を一つ消して、nか国の地図にする→4色で塗ることができる(ヒーウッドはケンペの証明の誤りを見つけた=五色定理を証明した)

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