■形の学校・掛谷の問題(その3)
ところが、掛谷の問題はこれで終わりではなかった・・・掛谷の問題を星状図形に制限すると、どうなるのだろうか?
星状図形に制限すると、ベシコヴィッチの定理「いくらでも面積の小さい図形を作ることができる」は成り立たないのである。
針の回転の可能な星状図形の面積は必ず
π/108以上である
すなわち、ベシコヴィッチ型定理は存在しない
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デルトイドの面積はπ/8であるが、それより面積の小さい図形を作ることは簡単ではないのであるが、 現在知られている最適値は(掛谷定数)
(5-2√2)π/24=0.2842582246・・・
シェーンベルグによってほぼπ/11の図形が作られた.
これより面積の小さい図形は見つかっていないが、星状図形に対する掛谷の問題は未解決のままである
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