■仙台発祥の2つの数学問題(その1)

 仙台が発祥地とされるもの(諸説あるかもしれないが…)

[1]牛タン

[2]笹かまぼこ

[3]ずんだ餅ン

[4]冷やし中華

[5]炉端焼き

[6]フィギュアスケート

[7]水力発電

[8]光ファイバー通信

[9]がんの集団検診

[10]・・・

オリンピック金メダリストの羽生弓弦や荒川静香が仙台市出身であるのもあながち無縁ではないのだ

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100年前の仙台(東北大学)発の数学問題をとりあげたい

[1]藤原松三郎の問題

  正三角形に内接しながら回転することができる円以外の図形は何か

[2]掛谷宗一の問題

  長さが1である線分を1回転させるのに必要な最小面積の図形は何か

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掛谷の問題のほうが有名ではあると思われるが、前者は後者の原型になった問題である

10月初めに京都大学で講演したのであるが、意外なことに、参加した数学者たちにはすでに忘れ去られた問題であった。

(数学者は何でもお見通しの人種と考えるのは間違いのようである)

しかし、古典的とはいえど、新しい応用や未解決の問題を含んでいるのである・・・

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