■平均(その1)
算術平均A=(a+b)/2
幾何平均G=(ab)^(1/2)
調和平均H=2/(1/x+1/y)=2xy/(x+y)
ユークリッド平均E=((a^2+b^2)/2)^(1/2)
と定義する.
算術平均・幾何平均不等式
算術平均≧幾何平均
が証明されるが,調和平均は逆数の算術平均の逆数であるから,算術平均・幾何平均不等式においてa→1/a,b→1/b,c→1/c,・・・と置き換えれば
幾何平均≧調和平均
の不等式を間接的に導くことができる.すなわち
算術平均≧幾何平均≧調和平均
が成立する.さらに,
ユークリッド平均≧算術平均≧幾何平均≧調和平均
これらは平均の重要な一般化であるが,さらなる平均の応用として算術幾何平均がある.
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