■19四乗数定理とリューヴィルの不等式(その1)

 ラグランジュの定理:どんな自然数でも

  x^2+y^2+z^2+w^2

の形に書ける.これを4平方和定理と呼ぶことにすると,どんな自然数も

  x1^4+x2^4+x3^4+・・・・+x19^4

の形に書けるというのが,19四乗数定理である.

 1770年にウェアリングがこの予想をたてたが,証明されたのは1986年,バラスブラマニアン,デシュイイェ,ドレスによってである.

===================================

 19四乗数定理:

  「すべての正の整数は19個の4乗数の和で表される」

は1986年に証明されています.つまり,ウェアリングの問題も約200年かかって解決されたことになります.

 そして,たった7つの数だけが19個の4乗数を必要とする.559はそれらの中で最大のものである.

  559=4^4+4^4+2^4+2^4+1^4+1^4+1^4+1^4+1^4+1^4+1^4+1^4+1^4+1^4+1^4+1^4+1^4+1^4+1^4

===================================