■ガウス素数かつアイゼンシュタイン素数(その8)

整数の世界では素数であったものが、ガウス整数の世界では素数にならなくなるものがあります。

例:13=(3+2i)(3-2i)=3^2+2^2

[1]2=(1+i)(1-i)と素因数分解される

[2]素数pが4n+1型素数であるとき、p=(a+bi)(a-bi)=a^2+b^2

[3]素数pが4n+3型素数であるとき、pはガウス素数となる。

例:

2=(1+i)(1-i)

3:ガウス素数

5=(1+2i)(1-2i)

7:ガウス素数

11:ガウス素数

13=(2+3i)(2-3i)

17=(1+4i)(1-4i)

19:ガウス素数

===================================

[2]素数pが4n+1型素数であるとき、-1は平方剰余

[3]素数pが4n+3型素数であるとき、-1は平方非剰余p

===================================