■ヒーウッドの七色定理(その14)

【11】ヒーウッドの公式

[1]球面上のK4

[2]トーラス面上のK7

[3]種数6表面上のK12

は,ヒーウッドの公式「g個の穴があいているトーラス上の地図はどれも

  H(g)=[{7+√(1+48g)}/2]

色で塗り分けられる」に対応したものである.

  g=(v−3)(v−4)/12

  v^2−7v+12−12g=0

  v=[{7+√(1+48g)}/2]

 以下,

  g=11 → K15

  g=13 → K16

  g=20 → K19

  g=35 → K24

  g=46 → K27

  g=50 → K28

  g=63 → K31

  g=88 → K36

と続く.1+48g型の平方数は無数にあるのだろう.ともあれ,彩色数はオイラー標数とは別の表面の不変量なのである.

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