■スキューズ数(その4)

xより小さい素数の個数をπ(x)で表す。

Li(x)=∫(0,x)dx/logxとおくと、π(x)〜Li(x)

はじめはπ(x)<Li(x)であるが、あるNで、π(x)>Li(x)となり、それ以降では大小関係が無限に入れ替わる。

リトルウッドは1914年にこの有名な定理を証明した。

1933年、スキューズはリーマン仮説を用いて、

N<10^10^10^34

であることを示した。

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今日では、この数には歴史的興味しかない。

コーエンはN<10^10^529.7であることを示したからである。

レーマンはさらに改良して、1.53・10^1165と1.65・10^1165.4の間にある

少なくとも10^500個の連続した整数に対して、π(x)<Li(x)となることを示した。

すなわち、スキューズの定理を現代流に改良してみると、その数は10^1167まで下がってしまいました。

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学術的な役割はないのかもしれないが、これからも巨大数のランドマークとしてそびえたつであろう。

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