■平行曲線(その11)

【2】接線極座標と内転形

 計算の都合上,デルトイドの平行曲線の方程式を

  x=2acosθ(1+cosθ)−a+rsin(θ/2)

  y=−2asinθ(1−cosθ)−rcos(θ/2)

とおいて

  xsinθ−ycosθ=p(θ)

に代入すると,包絡線の接線極座標における方程式は

  p(θ)=2asin2θ−asinθ+rcos(θ/2)

で与えられます.

  p(θ)+p(θ+π)≠(一定)

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平行曲線は2組あり

  x=2acos4β+4acos2β+2Rsinβ (+に変わっている)

  y=-2asin4β+4asin2β−2Rcosβ

とおくことにします。

  xsinβ−ycosβ=p(β)

に代入すると

p(β)=-2asin(3β)+4asin(β)+2R

p(β)+p(β+π)=(一定)

から,デルトイドの平行曲線は定幅曲線である.

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