■ペリトロコイド回転(その4)

複素変数zの関数

 f(z)=z^3-6z^2+9z-4=0

において、zは複素平面上に(その1)に掲げたような回転経路を描く。

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そのような数はすべて|z|≦8を満たす。

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(その3)より、円板|z|≦8のなかには少なくとも根zが存在する。

fはzの連続関数だから、ωはtによって連続的に決まる整数値の関数である。連続な整数値関数は定数しかないから、

|z|≦8に根が存在しなければωは定数である。ところがこれはωが0と3の2つの値をとるという事実に矛盾する。

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