■和算における最大最小問題(その2)

【1】掛谷宗一

掛谷宗一は日本の数学者で、多項式の根に関する掛谷の定理で有名である。

「anx^n+an-1x^n-1+・・・+a1x+a0=0の係数がすべて正の実数であるとき,その根の絶対値はすべて

  an-1/an,an-2/an-1/,・・・,a1/a2,a0/a1

の最大値と最小値の間にある」

「掛谷の定理」は海外にも有名になり,ランダウによって関数論の問題に応用された.

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