■誕生日(その2)

【2】同じ誕生日の人がいる確率

「同じ誕生日のペアが存在する確率」は構成員が23人と越えるあたりで50%を越える.たとえば,サッカーの試合(プレーヤー22人とレフェリー1人)では50%以上である.30人もいようものなら70%位の確率になる(ラグビーの試合).まして,40人,50人ならばさらに高い.構成員3〜40人の教室や職場を想定したとき,誕生日の一致する確率はまずいるものと考えたほうが妥当である.

直観に反するこの問題は数多くの本で取り扱われた有名なものであるが,確かに,少なくとも2人同じ誕生日の人がいる確率の大きさには驚かされる.「同じ誕生日のペアが存在する確率」と「自分と同じ誕生日の人がいる確率」を混同してはならないのである.

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