■ドローネー集合(その67)

【1】ランベルトの公式

  e=[2;1,2,1,1,4,1,1,6,1,・・・,1,2n,1,・・・]   (オイラーの公式)

に対して,ランベルトの公式とは

  {exp(2/m)+1}/{exp(2/m)−1}

 =[m,3m,・・・,(2n+1)m,・・・]

とくに,m=2とおけば

  (e+1)/(e−1)=[2,6,・・・,2(2n+1),・・・]

 なお,

  2/(√e−1)=[1,6,・・・,2(2n+1),・・・]

なども知られている.

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【2】ラマヌジャンの公式

a0=1, a1=exp(-2π), a2=exp(-4π), a3=exp(-6π),・・・

b1=1, b2=1,b3=1.・・・

なる無限連分数はexp(-4π/5)(5^1/4τ^1/2-τ)^-1

である。

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eには何かパターンがありそうに見えますが,πの数の並び方には何のパターンもありません.しかし,単純連分数(分子がすべて1)に限らなければ,

  π/4=1/{1+1^2/{2+3^2/{2+5^2/{2+7^2/{2+9^2/{2+・・・}

分子には奇数の平方が並んでいるというパターンを見つけることができます.

a0=0, a1=1, a2=1^2, a3=3^2,・・・

b1=1, b2=2,b3=2.・・・

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