■対蹠点までの距離(その90)

 正単体系で

{3,3}(100)

{3,3}(110)には対蹠点が存在しない。

{3,3}(010)

{3,3}(101)

{3,3}(111)には対蹠点が存在する。ステップ数は既知である。

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{3,3、3}(1000)

{3,3、3}(0100)

{3,3、3}(1100)

{3,3、3}(1010)

{3,3、3}(1110)

{3,3、3}(1101)には対蹠点が存在しない。

{3,3、3}(1001)

{3,3、3}(0110)

{3,3、3}(1111)には対蹠点が存在する。

 系統的にステップ数を求めたいのであるが、うまくいかない理由があるのだろうか?

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{3,3、3}(1001)の場合、

頂点図形{3,3}(001)

辺図形{3}(01)×{}(1)

面図形{}(1)×{3}(10)

3面図形{3,3}(100)

となるが

   ファセット図形の対蹠点まで(1)→n−2次元面(1)→ファセット図形のの対蹠点まで(1)

と数えると3ステップとなるが、これは疑わしい結果である。

   ファセット図形の対蹠点まで(1)→n−2次元面(1)→辺図形(1)→ファセット図形のの対蹠点まで(1)

と数えるのはどうだろうか?

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{3,3、3}(0110)の場合、

頂点図形{3,3}(110)

辺図形{3}(10)×{}(0)

面図形{}(0)×{3}(01)

3面図形{3,3}(011)

となるが

   ファセット図形の対蹠点までステップ数が求められない。

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{3,3、3}(1111)の場合、

頂点図形{3,3}(111)

辺図形{3}(11)×{}(1)

面図形{}(1)×{3}(11)

3面図形{3,3}(111)

となるが

   ファセット図形の対蹠点まで(6)→n−2次元面(1)→ファセット図形のの対蹠点まで(6)

と数えると11ステップとなるが、実際は10ステップである。

   ファセット図形の対蹠点まで(6)→n−2次元面(1)→ファセット図形のの対蹠点まで(3)

あるいは

   ファセット図形の対蹠点まで(6)→n−2次元面(1)→辺図形(1)→ファセット図形のの対蹠点まで(2)

と数えるのはどうだろうか?

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 いずれにせよ系統的に計算できそうなものは

{3,3、3}(1001)

{3,3、3}(1111)だけであろう。

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