■類数と整域(その2)

 虚2次体Q(√-d)の類数が1であるdは

  d=1,2,3,7,11,19,43,67,163

の9個ある。この体の整数はみな素数の積で、順序は無視して1通りに表される。

 ガウスはすでにこの9つの値を知っていたが、ほかにはないということがわかったのは、1966年になってからである。

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 一方,後半の4つ

  d=19,43,67,163

の整数環は、は単項イデアル整域(PID)であるが,ユークリッド整域(ED)ではないことを注意しておきたい.

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